ARAKI(V.c.)'s Home Page オーケストラ比較文化論 アマオケとプロオケの双方を経験した数少ない語り部のガクタイ比較文化論。文化の違いでお悩みの方、お役立てください。
【言語】 「プロオケでしか使わないガクタイ用語」(思い付きしだい更新します)
「アマオケでしか使わないガクタイ用語」
【経済】 プロオケでのお金の数え方('02.5.11) 最近は何故かウンナンの番組などでも使われていますが、本来は歴とした楽隊用語です。音階のドイツ語読みをそのまま数字に準えるのが基本です。 ドレミファソラシドがCDEFGAHCとなります。読み方は(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー・ツェー)です。 つまり、「1=C(ツェー)、2=D(デー)、3=E(エー)、4=F(エフ)、5=G(ゲー)、6=A(アー)、7=H(ハー)」となります。8と9はありませんが、8をオクターブの”オク”、9をドイツ語の9の”ノイン”と言うことがありますので注意が必要です。 上の数字の読み方に数字の位をつけて金額を現します。例えば5千円の場合はG千円(ゲーセンエン)、2千3百円の場合は(D千E百)といいます。”円”を省略することもよくありますのでこれも注意してください。 では問題です。(答えの所をクリックしたままカーソルでなぞると文字が現れます。) 百円は? 答え:C百(ツェーヒャク、もしくはツェーヒャクエン) 6万5千円は? 答え:A万G千(アーマンゲーセン) 8万円は? 答え:オク万(オクマン) 20万円は? 答え:D十万(デージュウマン) これでもう分かりましたね?。例えば合コンの時など「野郎はF千通し・・・。女の子は2,000円ね!」などと言うと金額を悟られないでスマートですね・・(笑)。是非ご活用ください。
【総論】('98.1.1.) Profileを読んでくださった方は既にご存じの様に、私はアマチュアからプロへと転向したため、同じオーケストラとはいえその習慣の違いに最初はずいぶん戸惑いました。ここで言う習慣とは奏法などの技術的あるいは音楽的習慣ではなくはっきりいってどうでもよい習慣のことです。 まず言語の違いが第一に上げられる訳ですが、そのほかにも例えばアマオケでは練習の始まる前に全員立ち上がって挨拶しますよね。あれはプロオケには無いですから、始めのうちは指揮者が指揮台に上がるやいきなり棒を振り出すのに焦りましたが、今はトレーナーなどでアマオケに行って総立ちの挨拶をされると気恥ずかしい居たたまれない気がします。 それからプロオケは時間にとてもシビアです。アマオケは遅刻もあるし練習が終わる時間も賃貸練習場などの時間内であれば予定よりのびてもどうということはないですよね。むしろ沢山弾けた方が楽しい訳です。プロオケでは練習時間が1分でも伸びることは絶対にありません。練習が上手くいって早く終われば皆大喜びです(まあ、時間で拘束されている労働者なので当然なのですが)、曲の途中だろうが時間がくればそこでお終いです、これも最初異様に感じました。時間内は一生懸命やりますよ・・念のため(^_^;) 本番後の打ち上げというのもプロオケにはないでね。年間100回以上の演奏会でそのたび毎に打ち上げやってたらアル中になりますね。本番終わったら皆さっさと帰ります。これも当初異様でした、なんだか仲が悪い様にもみえたし・・。実際は仲は良くも悪くもないんでしょうね。普通の会社と一緒です。ほにもプロオケは椅子や譜面台の出し入れしなくて良いとか、譜面は練習場に行くとちゃんとライブラリアンが用意していてくれるから各自保管しなくて良いとか、当然のことですが練習には全員揃ってるとかいろいろあります。 アマオケ時代使っていた「ガクタイ用語」がプロオケのものとかなり違うというのも暫くして気付きました。真っ先に上げられるのは「べるれく」とか「うんりき」とか曲名を省略していう言い方はアマチュア独自のものが多いようです。「チャイ4」「ドボコン」「アイネク」くらいはプロオケでも言いますが「タコ〜」「マラ〜」になると、かなり《寒さ》を覚えるプロの人が多いようです。他にプロ独自のものは、なんでもかんでも言葉をひっくり返すアレですね。それにはかなり《寒さ》を覚えるアマチュアの人が多いですね。ただし用語も含め文化の違いは地域や団体によってもずいぶん違うようですので、読んでいて「これは違うぞ」と思われる方もいらっしゃるとおもいます。が、それはそれ。 あくまでシャレですので・・・。 上の表は思い付くまま並べました。お楽しみください。なお、「プロオケでしか使わないガクタイ用語」編での逆読み言葉は、日常かなり頻繁に使うものに限り掲載しました。ただしお下劣言葉は日常よく使いますが割愛しました。(私の品性が疑われると困るので)「アマオケでしか・・・」の「うんりき」系の曲名省略も割愛しました。
アマオケにトレーナーなどで行ってよく思うこと(愛すればこそ諌言)
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